美容効果のあるスーパーフード③
アサイー、カムカム、マキベリーにチアシード、ココナッツオイル・・・
前回は、世界で認められているスーパーフードのご紹介をしました。
海外の栄養豊富なスーパーフードも魅力的ですが、日本にもそれに劣らないスーパーフードがあります。
日本に昔からある食材が、「ジャパニーズスーパーフード」として注目を集めているのをご存知ですか?
日頃何気なく食べている食材は、世界が注目するスーパーフードの日本代表選手かもしれません。
この機会に「ジャパニーズスーパーフード」について理解を深め、日本の伝統食をいつもより栄養や健康を意識して食べてみましょう。
日本のスーパーフード7選
1.味噌
大豆を発酵させてつくる発酵食品の味噌には、良質のたんぱく質のほかビタミンB群、ビタミンE、ミネラル、食物繊維などの健康成分が実に豊富に含まれています。
しかも味噌を食べることで、がんのリスクが軽減されたり、生活習慣病のリスクが減ったり、老化防止に役立ったり、血中コレステロール値が抑制されたりと、味噌のすばらしい効果がさまざまな研究論文で実証されています。
味噌汁を飲むと塩分を摂りすぎてしまうのでは、と心配する方もいると思いますが、かつおぶしや煮干しなどからしっかり出汁をとったり、また具をたっぷり入れてそれらの食材の旨味を引き出すことで、使う味噌の量を少なくし、塩分摂取量を抑えることができるでしょう。
「味噌汁は朝の毒消し」ということわざがあるほど、朝の味噌汁は身体によい食べ物です。昔の人々が実体験で得た知恵と言えるでしょう。
2.甘酒
正月になると神社で振る舞われたり、年末年始にスーパーマーケットなどでよく見かける商品が甘酒です。
甘酒はとても栄養価が高い飲み物で、もし正月にしか飲む習慣がないというなら、とてももったいないことです。
甘酒の原料となる酒粕や米麹には、必須アミノ酸や酵素、ビタミン類が豊富に含まれ、「飲む点滴」と表現されることもあり、最近では夏の熱中症対策にも飲まれています。
「でも、お酒なんでしょ?」と思っている方もいると思いますが、甘酒にアルコールは入っておらず、子どもから大人まで安心して飲むことができます。市販の甘酒の中には、糖分が加えられたものもありますが、酵素の働きによって砂糖を加えなくても自然な甘みが感じられるものもあるので、女性などでカロリーの気になる方は無加糖を選ぶとカロリーの面でもよいでしょう。
3.玄米
食べることでエネルギーを摂取して満腹感が得られるだけではなく、私たちが摂取しなければならない栄養がすべてバランスよく含まれている「完全栄養食品」のひとつが、玄米です。
白米と玄米の栄養を『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』で比べると、摂取カロリーはほとんど同じなのに、玄米に含まれる食物繊維は白米の4倍以上で、ビタミンやミネラルも玄米のほうが高いそうです。これは、精米する際に取り除いてしまう胚芽が玄米には残っているからで、胚芽にこそ私たちの身体に不可欠な栄養が多く含まれているのです。
そのため、普段は白米を食べている人が玄米に変えると、食物繊維によるデトックス効果で体重が減少するダイエット効果があったり、肌ツヤがよくなったりといったよい変化が感じられると言います。
ただし米を育てる際に使われる農薬は、米ぬか部分に多く蓄積されることが分かっているため、安心して玄米を食べるためには、有機玄米を選ぶことを忘れずに覚えておきましょう。
4.梅干し
日本の食卓やお弁当に欠かせない梅干しは、日本ならではのスーパーフードです。
梅干しには多くのクエン酸が含まれており、このクエン酸が食欲を増進したり、疲労回復に役立ったり、さらに血液をサラサラにしてくれると言われています。
しかも梅干しには殺菌作用があるため、お弁当に梅干しを入れておけば、ごはんやおかずが傷むのを防いでくれるそうですよ。梅干しはそのまま食べても美味しいですが、最近では、「梅炭(うめずみ)」と呼ばれるものも注目されています。これは、梅干しを真っ黒になるまで焼いたもので、そのまま食べたりパウダーになったものを水などで溶いて飲みます。
なぜ梅干しを炭状にするかというと、たとえば備長炭をよく見ると、細かい気孔がたくさんあります。
この小さな穴が臭いを吸着し、脱臭効果を生み出しますが、梅炭においても梅を真っ黒に焼くことで、老廃物などを吸着する力が高まると考えられてます。さらに備長炭や竹炭と同様に梅炭からもマイナスイオンが放出され、リラックスできる効果も期待できるそうです。パウダータイプの梅炭も売られているので、これを水などで溶いて飲むのもおすすめです。
5.海苔
「1日2枚で医者知らず」
海苔にはこんな言葉があることを知っていましたか?
海苔を2枚食べると1日に必要なビタミンA,ビタミンB1・B2を摂取することができます。
あんなに薄いのに栄養がぎゅっと詰まっていたんですね。
海苔の40%はタンパク質でできていて、海苔一枚で卵の1/5ほどのタンパク質を摂取できます。
日本では古くからビタミンやミネラルを補給するために海藻類を好んで食べてきました。
カロリーが低い上に、食物繊維や、美肌やアンチエイジング、がん予防に効果が期待できるβ‐カロテン、動脈硬化の改善や中性脂肪の減少に役立つと言われているEPAを豊富に含みます。
関東では焼き海苔が一般的ですが、海苔の栄養素をそのまま摂取するには焼いていない方が良いです。
ミネラルバランスを整えるだけでなく、海苔の1/3は食物繊維なので腸内環境を整えることができ、EPAも多く含まれているのでコレステロール値を下げる働きも期待できます。
関西では、味付け海苔が一般的です。
6.緑茶
緑茶って初めて飲んだ時はなんて渋い、苦い味なんだろうと思いませんでしたか?
そんな緑茶も年を重ねていくほどにそのおいしさを実感できてきました。
「茶は養生の仙薬なり。延命の妙術なり」という言葉が鎌倉時代に残されていて、その当時、お茶は薬をして飲まれていました。
のちに、お茶の渋みであるタンニンに抗ガン作用があることがわかりました。
緑茶には脳内で新しい細胞を形成することを促進する働きや記憶力を維持する働き、集中力を高める効果、疲労回復効果など働き盛りの私たちに良い効果ばかり入っています。
緑茶には数え切れないほどの効果があり、たとえば、脂肪燃焼効果、虫歯予防、二日酔い解消、美肌効果、アルツハイマー予防が挙げられます。
最近ではペットボトルに入った緑茶が一般的になりましたが、ペットボトルの緑茶と急須で淹れた緑茶とでは2倍~5倍ほど成分に差が出ることがわかりました。
お茶の栄養をしっかりと摂取するためにも急須で煎れる緑茶を楽しんでみましょう。
7.納豆
納豆は、日本を代表する発酵食品の1つです。腸内環境を整え、便秘の改善や美肌に導いたり、身体の内側から美しさをサポートしてくれます。
また、「納豆キナーゼ」という酵素が血液をサラサラにし、血栓を溶かしたり、動脈硬化や心筋梗塞を予防してくれるといわれています。
アンチエイジングに大きな効果が期待されているのもうれしいポイント。女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンも摂れるので、ホルモンバランスの乱れによる更年期障害の諸症状などにも効果的です。
最後に
日本にも優れた食材がたくさんあると、お分かりいただけたと思います。
スーパーフードがブームだからといって見慣れないものを試すよりも、身近にある“スーパーフード”を積極的に取り入れて、健康をつくるのもありですね。
物理的に美容活動に欠かせないのが、実際のフェイスケアです。
Aduro 7+1は 「ニキビ肌をキレイにする」「しわを減らす」「シミを改善する」「赤みを減らす」 「肌のターンオーバーを活性化する」「肌を滑らかにする」「細胞を若返らせる」 という非常に幅広い効果が臨床試験の結果認められています。
是非、毎日の美容活動にあなたも取り入れてみませんか?